VSAT第11回オープンイベントのご案内
(2025.3.4 京都&オンライン)
投稿日: 2024/08/28 14:40(修正日:2025/02/12 22:50)
第11回メンバーイベントの会場、スケジュール、講演者、タイトル、抄録が決定しました。
一般参加者の参加費の情報を追記しました。
交流会については、分かり次第、ご連絡いたします。
また、今回のオープンイベントでは、第20回日本感性工学会春季大会(京都工芸繊維大学、3/5-7)との連続的接続を検討しています。
【第11回オープンイベント】
◆開催日時・場所
日時:2025年3月4日(火)
場所:TKPガーデンシティ京都タワーホテル 2F 睡蓮
〒600-8216 京都府京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1
https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/gc-kyoto/access/
(JR東海道新幹線 京都駅 徒歩2分)
◆開催方式
限定ハイブリッド(現地参加+限定的なオンライン)で開催いたします。
(高度なソフトや機器などを用いたWebinarではありません。)
◆スケジュール
2025年3月4日(火)
13:00 開場、受付開始
13:30-13:40 開会挨拶
13:40-14:40 講演1 川崎 洋 先生(九州大学)
14:40-14:50 休憩
14:50-15:45 講演2 樋口 重和 先生(九州大学)
15:45-15:50 休憩
15:50-16:45 講演3 津村 徳道 先生(千葉大学)
16:45-16:50 閉会挨拶
17:30-19:30 交流会(詳細は分かり次第、ご連絡いたします。)
◆講演要旨
●Neural表現による水中や高速動物体など極端シーンにおける形状および反射特性の復元
川崎 洋 先生(九州大学大学院システム情報科学研究院)
シーンの情報をニューラルネットワークで表現することで、形状や反射特性を高精度かつロバストに再現するするNeRFやNeuSといった手法が、この数年注目されている。これらの手法では、光源環境は不変との前提であった。一方で、我々のグループでは、プロジェクタやレーザなどのアクティブ光源を動的に照射することで、カメラだけでは得られないシーン情報や、高精度な情報を、高速に取得する手法を開発してきた。さらに最近では、シーンの光源環境を動的に変化させる、新しいニューラル手法によるシーン情報の取得手法を提案している。本講演では、新しいニューラル手法により、水中や内視鏡、高速動物体など、これまで難しいとされてきたシーンにおける情報取得の取り組み例を紹介する。
●光の視覚及び非視覚的作用について:子どもと大人の比較
樋口 重和 先生(九州大学大学院芸術工学研究院)
目から入った光は脳の中で主に二通りの作用を引き起こす。ひとつは視覚野に送られ、明るさや色などの知覚に関わる視覚作用である。もう一つは脳の視床下部にある体内時計に送られ、概日リズムを中心とした様々な生体反応を引き起こす。これは光の非視覚的作用と呼ばれ、青色光に感受性の高いメラノプシン含有網膜神経節細胞の寄与が大きく、日本人の生活の夜型化や睡眠問題とも関連している。私たちのこれまでの研究で、夜に分泌が高まるメラトニンを測定することで、子どもは大人より夜の光の影響を受けやすいことを明らかにしてきた。本講演では、光の視覚と非視覚的作用の年齢差について紹介しつつ、ヒトに優しい夜の光環境について考えたい。
●肌画像の色素成分解析とその応用
津村 徳道 先生(千葉大学大学院情報学研究院)
本講演で紹介する肌画像の色素成分解析技術は、簡易なiPhoneなどのRGBカメラ(カラーカメラ)を用いることで実現できる。また、動画像から連続的に計測できる場合は血流の分布の変化(パルス)も計測することで血液の量だけでなく血液の流れ具合も計測することができる。本講演では、血流(ヘモグロビン)の分布の計測、動画像を用いた血流(ヘモグロビン)の変化の計測から、心拍数や血圧を推定する方法を紹介する。さらには血流(ヘモグロビン)の変化(パルス)の計測から得られる自律神経のバランスの推定と、この自律神経のバランスの推定のストレス計測、認知的な状態の計測への応用も紹介する。
◆参加費
講演会:
VSAT登録メンバー・学生:無料
一般参加者 :4,000円 ※ 登録時に同時入会申込みも可能です。(VSAT年会費 3,000円)
交流会:有料(詳細は分かり次第、ご連絡いたします。)
◆申込
以下のフォームを利用し、2025年2月24日(月)までにお願いいたします。
https://forms.gle/jc8UhgEC8NG7Xmce6
◆問合先
視覚科学技術コンソーシアム 事務局
E-mail:office@vsat.jp