VSAT第5回オープンイベント
(2013年6月21日大平印刷(株))
開催案内
投稿日: 2013/03/26 20:13:12
※一般の方も御参加頂けます。
視覚科学技術コンソーシアム(Vision Science & Technology:VSAT)は、視覚科学に関する研究機関の研究者と、産業界の関連メーカーの技術者、個人などが視覚研究の深耕と普及・啓発を図るとともに事業化を推進し広く社会に貢献することを目的に活動を行っております。
この度 VSAT では、最近注目されている画像・照明関係の話題と、京都からの発信という内容で、オープンイベント 2013 を開催いたします。LED 等の新光源が見えや身体に与える効果、3D プロジェクションマッピング等の最新画像技術、京都発の視覚研究とその応用について、照明・画像・視覚研究の各分野でご活躍されている先生方にご講演いただきます。
ぜひ皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日時
2013 年 6 月 21 日(金)
<講演会> 14:00 〜 17:30
<交流会> 18:00 〜 20:00
場所
大平印刷(株)本社 会議室
〒612-8338 京都市伏見区舞台町1番地
http://www.taihei.co.jp/about/head_quarter.html
プログラム
13:30 ~
開場、受付開始
14:00 〜 14:10
開会挨拶
14:10 〜 15:10
「プロジェクションマッピングのための基盤技術」
岩井 大輔 氏(大阪大学 大学院基礎工学研究科)
映像を投影するプロジェクタを用いて、立体的な対象物にテクスチャ画像を投影重畳する映像表現技法であるプロジェクションマッピングが、最近、東京駅での実演などにより注目を集めている。一方、投影像の位置合わせや色合わせといったプロジェクションマッピングに必要となる基盤技術は、これまで 20 年以上に渡って研究が進められてきており、巨大な建造物からミクロな細胞組織に至る様々な対象上で所望の映像効果を得るための技術が開発されてきている。本講演では、重要な基盤技術および最新の研究動向について、応用事例を交えながら概説する。
15:10 〜 15:15
休憩
15:15 〜 16:15
「短波長の可視光がヒトに及ぼす効果」
明石 行生 氏(福井大学 工学研究科)
近年の LED の技術革新により照明用光源の分光特性を制御することが比較的容易になった。一方、光がヒトのグレア感覚、明るさ知覚、生体リズムに及ぼす影響には波長依存性があり、特に短波長放射が豊富な光ほど刺激が強いと言われている。今回、ヒトのグレア感覚、明るさ知覚、生体リズムに着目し、既往研究により明らかにされた機構モデルを基に、なぜ、短波長放射が豊富な光ほど、明るく、眩しく感じ、体内時計への刺激が強いのかを解説する。また、これらの効果が実環境でヒトにどの程度の影響を及ぼすのかをフィールド実験の結果を交えて紹介する。
16:15 〜 16:25
休憩
16:25 〜 17:25
「人は何を見ているかー脳での文脈情報処理と意味の創出」
江島 義道 氏(京都大学 監事)
ものの見えが時空的な近傍(文脈情報)の影響を受ける現象についてはよく知られているが、そのメカニズムについては、まだ十分には知られていない。ここでは、視覚系における文脈情報処理が脳でどのように行なわれているかとその情報論的意味について、最新の脳科学の成果を踏まえ、「文脈の階層性」、「文脈情報の種類」、「階層構造と脳機構との関連性」、「文脈情報の創出原理」などを中心に考察する。
17:25 〜 17:30
閉会の辞
18:30 ~ 20:30
交流会(会場未定)
参加費
講演会
VSAT 登録メンバー・学生:無料
一般参加者:4,000 円
※参加登録時に入会申込みも可能です(年会費 3,000 円)。
交流会
5,000 円(予定)
※参加費は、当日会場でお支払いください。
申込方法
事前登録制となります(定員になり次第締め切ります)。
・参加内容(講演会のみ or 講演会・交流会参加)
・メンバー登録希望の有無
・氏名
・団体名
・TEL
を明記の上、電子メール(contact@vsat.jp)で VSAT 事務局へお申込み下さい。
申込締め切り
2013 年 6 月 14 日(金)
問い合わせ先
視覚科学技術コンソシアーム(VSAT)事務局
contact@vsat.jp